TOP > コラム > 白州蒸留所見学レポート

サントリーさんのご協力のもと、シェイクス掲載店のマスターやスタッフの皆さんと一緒に山梨県・白州蒸留所への見学ツアーに行ってきました。

大阪からバスで6時間、南アルプスの雄大な景色を車窓から眺めながらのビールとおつまみは格別でした。午後1時に現地到着。セミナー室では「森のウィスキー」と呼ばれる白州、その蒸留所の歴史から製造工程など、興味深い話を伺うことができました。

いよいよ「森の蒸留所」へ。豊かな森の小径を抜けると自然に溶け込んだ印象的な建物がお出迎え。まずは、原料の工程から侵麦のウォッシュバック、そして巨大な木桶を使った発酵槽を見学。その先は、蒸気と香りが充満した空間。ポットスチルという12基の蒸留釜が設置された蒸留室。蒸留釜の形状によって違いが生まれるウィスキーの味、運ばれてきた経緯などを拝聴。なかでもスピリットセーフを仔細に見学できたのは貴重な体験でした。

蒸留所から熟成庫まではバスでの移動。広大な自然に育まれるウィスキーは、豊かな森の中で眠っています。薄暗く、天井の高い熟成庫は全体が均一の温度で保たれており、そこに眠るウィスキーたちはとても合理的な方法で保管されていました。

たくさんのウィスキーに囲まれた空間にいると、なにか多大なエネルギーをもらった気分になりました。熟成庫を見学した後は、色々なウィスキーのテイスティング。フレグランスなものからピーティーなもの、年代もの、貴重な伽羅の香りのするものまで多種多様な味比べに喜ぶ一同。

宿泊先は清里のペンション。 まずは温泉へ。体からアルコールを抜き、第二ラウンドへ。

夕食には、白州と高原野菜のマリアージュを堪能。夜は屋外で火を囲み、マシュマロを焼きながらのまったりした時間。同業者たちとゆっくり語らう、忘れられない夜になりました。

翌朝。白州の水源にあたる、尾白川の上流へ。目の前を流れる美しい清流は格別のロケーション。細い吊り橋を渡り、清らかな川のたもとでのウィスキー。とびきりのマザーウォーターでの水割り。たまらない一瞬。みんなが黙って川の流れを眺めていたのが印象的でした。

普段なかなか集まることのできない、バーの同業者たちとの一泊二日の見学ツアー。ここで得た多くの学びと経験は、明日からそれぞれのバーに刻み込まれることでしょう。

大谷昭徳

1971年生まれ。堺市在住。サラリーマン経験の後、横浜でバーの世界にはいる。

大阪ミナミで「洋酒壽屋」を開店。市内で培った知識と経験をもとに、 堺市にて2004年「WhiskyCat」を開店。

現在ワインバー「Coulant」インターネットリカーショップ「THE OLD OAK」経営。

■株式会社WhiskyCat http://www.whiskycat-g.jp